ノマドやミニマリズム的生き方にもつながる?〚金持ち父さん 貧乏父さん (ロバート・キヨサキ) 〛【ほーほー本#1】

ぼくはしばらく、「税金とは何か」について学んでいた。
身辺の整理もあって、改めて支出を見直したいと思ったし、
国に対して払っている税金どこからどう徴収されているのか 急に知りたくなったのだ。

お金のリテラシー」を、これまであまり学んでこなかったと実感していた。

経済学専攻の友だちが ぼくの家に泊まってきたのは、そんなとき。
お金について学びたい?じゃとりあえずこれ読んでみたらいいと思う」と勧めてくれたのが この本だ。


あらすじ

日系アメリカ人ロバートキヨサキは、二人の父さんに育てられた。
後に借金を残してしまった父さんと、後に大金持ちになった父さんだ。

熱心に勉強しなさい」というのは、二人の父さんが共通して教えてくれたことだった。
しかし、一方は「良い会社に入れるから」といい、一方は「良い会社を買えるから」といった。
お金をめぐっての考え方がまったく対照的な二人を見て、
ロバートは思う。「はたして、どっちを信じるべきだろうか」と。

いかにしてこのラットレース (毎日働きつづけなくちゃいけない日々)から抜け出せるのか。
けっきょく、お金についての大半は 金持ち父さんから学ぶことになった。
子どものころから 彼のもとにいて三十年間
それを本書に「6つの教え」として託した。


注目したポイント

●キャッシュ・フロー「負債を減らせ」

キャッシュ・フローとは、お金の流れをまとめたものだ。

かんたんに言えば、収入(得たお金)と支出(出ていくお金)
また資産(もっているお金)と負債(払わないといけないお金)のふたつを
それぞれ組み合わせた表になる。

これが簿記的にいえば、前者のペアが「損益計算書」で、後者のほうが「貸借対照表」となる。
また、二つ組み合わせたのが「財務諸表」となる。

金持ち父さんいわく、
金持ちになれない人は このキャッシュフローを理解していない。

たとえば、多くの人は「どうやったらお金をたくさん得られるのか」ばかりに焦点があたり、
どこからお金が出ているのか」をあまり見ない。

負債を減らせ」が金持ち父さんの言葉だ。
たとえば、家を買うこと巨額の維持費を払いつづけることに等しい。

 

●現代の「所有を減らす」運動 

負債を減らす・・・。
たとえば、タイニー・ハウス・ムーブメントは この一種なんじゃないかな、と思った。
タイニーハウスとは、数十万~数百万円の 小さい家
従来の「大きな家を持つことが一家の夢」という概念をくつがえした発想だ。

ぼくはこの流行にとても興味を持っていた。
たしかに、冷静に考えて 家ってめちゃめちゃ出費高いよな、と。
毎日働く目的住宅ローンを返すことが中心になってしまいそうだ。

タイニーハウスの中には、トレーラーハウスといって 車輪がついた移動式のもある。
固定資産税が(条件にもよるが)かからない。これこそ、負債をなくすということ そのものだと思う。

ぼくが税金を気にし出したのも この点だった。
今まで払っていた分を やろうと思ったらどれだけカットできるのか。
しっかり可能性を探ってみたかった。

 

●ノマドな生き方

もうひとつ。
ゲストハウスで働いていたとき、あるエンジニアさんと出会った。
そのお客さんは、自分の住所をもっていなかった
エンジニア系の仕事なため、場所を選ばない。
数か月ごとに 日本のあちこそのゲストハウスを泊まり回っているというのだ。

彼いわく、
光熱費もかからない。キッチンで調理道具はあらかた揃っている(自分で買わなくていい)し、
掃除もスタッフさんたちがやってくれる。意外と労働も出費も抑えられるのさ」
住居を所有していないから、先述したような 固定資産税もかからない。
働いた収入=資産が入れば入るだけ その分を不必要な出費に回さなくて済む

この生き方に「なるほどなぁ~」なんて思ったりしたけど、
改めてぼくも ちょこっと見習いたいと感じた生き方だった。

たとえばこのブログを始めたのも、「場所を選ばないでできる仕事」の
ひとつの実践として試してみたかったのがある。
20代いろんなところをさすらってみたかったからだ。

 


どこまで金持ち父さんになるべきか?

お金を得ること。

もちろん、どんな人間でも望むことだ。
だから、効率的な運用をこころがけ 最大限にその利益を得たいのは すごく分かる。
毎日の労働=ラットレースから解放され 自分に自由な時間をもたらしたいことも。

ただ、「自分の仕事 それ自体にやりがいや楽しみを得ている」のなら、
それでも 構わないのでは?とも思った。

もちろん、たとえ「労働する側」であっても
お金がどう動いているのか」を考えるのを経営者任せにせず、
同じ目線にたち 俯瞰した視点を意識
していることは、大切だと思う。

自分たちの賃金・給料外の空間からどうやってもたらされているのか、
組織の収益の中から おおよそ何割くらいが人件費として支出されている計算なのか。

それを知ることで より自身の仕事に主体的になれると思うし、
自主的な責任も抱ける。

ただ、多くの人は それぞれ固有の人生の目的がある。
世界中の言語を学ぶのに 日々の時間を注ぎこむ人もいるし、
日々の権力に立ち向かうための 政治的運動に身を投げる人もいる。

彼らの活動資源のために 多くのお金があるにこしたことはない。
しかし、人間の毎日の注意力は 限定されている。
数十年後に自由になるための 不動産管理や株の運用日々のエネルギーを今費やし続けるより、
今その場でやるべきと感じたことを優先して 注意力を傾けるのも ひとつかなと思う。

となれば、すべてそっくり ロバートさんの生き方に倣う必要はないのかな、とも思った。

とはいえ、お金のことを普段考えないで生きてきたぼくにとって、とても学びになったし、
部分的に 日常の考え方に取り入れたい要素は多くあった。一読に値すると思う。

 

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